カテゴリ:旅の想い出( 23 )

海を眺めに








また海を眺めに、、、。



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波の音。


潮の香り。


ほんの少し秋を感じさせる風。


流れる雲。



ふと空を見上げると、
カモメとともにトンボが飛んでいました。














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by mahoroba-diary | 2018-08-17 08:01 | 旅の想い出

大磯・旧吉田茂邸








先日、大磯の旧吉田茂邸に立ち寄りました。



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ここは元内閣総理大臣・吉田茂が戦後から亡くなるまで暮らした場所ですが、
2009年に母屋が全焼してしまいました。
その後、再建され、2017年から一般公開されています。




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兜門と呼ばれる内門は、
サンフランシスコ講和条約を記念して建てられたものなのだとか。
この門は火事を免れ、オリジナルのようです。






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お庭は、池泉式回遊庭園で、
青梅の玉堂美術館などを作った中島健によるもの。



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母屋は、吉田五十八の建築でしたが、
火事で焼失後、新しく再建されています。
建物だけで300坪くらいある大邸宅です。




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金の間と呼ばれる部屋から、大磯の海がすぐ近くに見えます。
窓から心地よい風が流れていました。


右側に顔を向けると富士山が見えます。
とてもいい気に満ちていました。



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館内には、様々な写真などの資料が展示されていましたが、
火事で多くが消失してしまったことが悔やまれます。




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総敷地は、1万坪ほどという、広大な敷地です。




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ガイドの方が、様々なエピソードを交えて、
吉田茂の人となりについても詳しく教えてくださいました。
ご自分の周囲の方々をとても大切になさったそうです。
懐の深さ、あらゆる意味でスケールの大きい方だったことがよくわかりました。




※今日は、写真のアップロードがなぜかうまくいかず、
全ての写真を掲載できません。
後日、再度アップを試みたいと思います。 






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by mahoroba-diary | 2018-08-10 10:28 | 旅の想い出

コインブラの想い出








8月になると、以前旅したポルトガルのことを強く想い出す。

8月上旬の10日間ほど、時間を目一杯使って、
ポルトガル中をレンタカーで走り回った。

リスボンを始めとして、中小の様々な街や村、
どこを訪れても、その場所それぞれに特色があり、印象に残っている。

中でも、ポルトガル中部にある古都コインブラはとりわけ印象的だった。

リスボンに首都が置かれる前に首都機能を果たしていた古い街だし、
街の中心には、イベリア半島最古ともいわれる、コインブラ大学がそびえている。
現在、世界遺産になっている場所でもある。

私たちがコインブラを訪れた時は、小雨が降っていて、
少し秋を感じさせる日だったが、
そんな日に見学したコインブラ大学の図書館が忘れられない。



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(こちらの写真はお借りしています)




コインブラの街を堪能し、夕食を終えてホテルへ戻ってすぐ、
ちょっとしたトラブルが発生して、宿を変えることになった。
夜の移動は結構大変だったが、新しい宿は快適だった。
かなり夜中に近づいていたけれど、気分を変えましょうと話して、
夫婦で夜の街に繰り出し、ファドの店へ入った。
リスボンでもファドを聴いたが、そこでは女性が歌うファド、
しかしコインブラのファドは伝統的に黒いマントを着た若い男子学生が歌うもの。
その日も、若い男性が黒いマントをたなびかせて、
せつせつと恋心を歌い上げていた。



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我が家の猫ちゃん2匹は、そんなコインブラで出会ったもの。
コニンブリガ陶器とよばれるご当地の陶器製。


置物だけれど、蓋をはずして、中にオアシスを入れて花を活けると、
ちょっとかわいい花器にも変身する。


私は猫も大好きなのだが、オットさまに猫毛アレルギーがあり、
我が家では飼うことができないから、想い出とともに飾っている。


ポルトガルの人々は、どこかのんびりしていて、
やる気みたいなものを感じない人が多かった。
でもそれは、怠惰とかいうものではなくて、
肩ひじ張らず、わたしはのんびり行くよ、と言われているかのような、
なんともいえない心地よさも感じた。
目に見える栄華を極めた後の、倦怠感のようなものがそこはかと漂っていたのが
とても印象的だった。














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by mahoroba-diary | 2018-08-09 11:07 | 旅の想い出

起雲閣 その3







起雲閣は、建物がぐるりと庭を囲むように立っていますから、
どのお部屋からもお庭を眺められ、
拝観したあとはお庭を散策できるようになっています。



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左側の建物が、内田信也の別荘として建てられた和風建築、
向かい側の建物は、根津嘉一郎の別荘として建てられた洋館。




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お庭には石が効果的に配されています。
根津嘉一郎氏は茶人でもあり、作庭にもとても力を入れたようです。



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旅館として使われていた建物と庭
大きな池があります。



全体で3000坪くらいの敷地、
維持するのはとても大変だと思いますが、
お庭も建物もとても綺麗に管理されていると感じました。
館内にいらっしゃるガイドの方の説明もとてもご親切で、わかりやすかったです。




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昔、祖父母の古い家にもこのような縁側があったことを想い出しました。
歪んだ大正ガラスが、何度も心をホッと和ませてくれました。



きちんと管理された古い建物には、風情と情緒が漂いますね。
過去からの遺産が、熱海の人々によってしっかりと守られている様子に、静かに感動しました。



ちなみにここ起雲閣は、数年前の朝の連続テレビ小説『花子とアン』で、
九州の石炭王、嘉納伝助の邸宅の撮影の現場として使われたようです。
どのシーンで使われたのか、もう一度見てみたくなりました。






暑い日が続きます。
皆様、くれぐれもお体にご自愛くださいね。







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by mahoroba-diary | 2018-08-03 09:04 | 旅の想い出

起雲閣 その2











昨日の続きです。



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金剛と名付けられたこちらの洋館も、
根津嘉一郎氏によって昭和4年に建てられたところ。



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左側には大きな暖炉もありました。


広々とした明るいお部屋です。




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すぐ横には、やはり根津氏によって造られたローマ風風呂があります。




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とても素敵な雰囲気でした。



昭和初期にはまだ大正ロマンの香りが色濃くあったのでしょうね。。。




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このお風呂では、溝口健二監督の『雪夫人絵図』の撮影もおこなわれたようです。




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かつて旅館時代に使われていた和室のお部屋には、
起雲閣ゆかりの文豪たちの資料も展示されています。


こちらは金色夜叉で有名な尾崎紅葉の間。




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こちらは坪内逍遥の間。


坪内逍遥は熱海で晩年を過ごし、
その家は双柿舎という名称で現在公開されているようです。



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昭和の文豪たちが数多くこの起雲閣に宿泊したようです。




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太宰治は、この起雲閣の一室で『人間失格』を書き上げたのだとか。


場が与えるインスピレーションの力ってきっとあるのだと思います。




他にもたくさん見所はあるのですが、館内の写真はひとまずここまで。






喫茶室があったので、すこし休憩しました。



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お庭を眺めながら、コーヒーをいただきました。






続きます。










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by mahoroba-diary | 2018-08-02 08:50 | 旅の想い出

熱海 起雲閣






東から西へと異例の進路をとった台風12号、
先日私が訪れた場所でも海沿いで道路や建物などに大きな被害があったことを知りました。


今日から8月、これからが夏本番です。
どうか早期の復旧を心より祈念して、
今日は応援も兼ねて、熱海の古い別荘建築を掲載したいと思います。




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起雲閣



戦前、岩崎家別荘、住友家別荘と並び、熱海の三大別荘と賞賛された名邸。
内田信也氏、根津嘉一郎氏が別荘として所有した後、
戦後は起雲閣の名で旅館として生まれ変わり、
現在は熱海市指定有形文化財として広く公開されています。


表門は薬医門とよばれる形式で、
大正時代の建築物で門まで残っているのは珍しいとのこと。


熱海は戦時中、空襲がなかったので、貴重な建築物にとっても幸いなことでした。





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入館してすぐにある麒麟の間から庭を眺める。


始めは、大正・昭和にかけて活躍した、海運王で政治家の内田信也の別荘として建築された。
和室の部分が主に、内田別邸として建てられたところ。
内田は母のために、この別邸を建てたという。
ガラス窓は大正ガラスとよばれる、昔の職人がつくったもので、
手作り特有の歪みがあり、眺めていると、どこか心がホッとします。






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洋館の部分は、内田信也の次にこの館を別荘とした、
東武鉄道創業者の根津嘉一郎により増築されたところ。

サンルームから庭を眺める。




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サンルームの床のタイル





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天井はアールデコ様式






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サンルームに隣接する食堂の装飾



日本や中国の様式が折衷されている。





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写真下には、洋式のダイニングセットが置かれている。





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続くリビングルーム



お部屋に入った瞬間、なんだかスイスの山荘のよう、、、と感じました。






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リビングからお庭を眺める。
外には回遊式の庭園が広がる。






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柱には、名栗仕上げとよばれる、昔の宮大工による貴重な仕事の跡が、、、






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ものすごい折衷様式なので、一瞬戸惑うが、
ベースはイギリスのチューダー様式なのだとか。

別荘なので、とことんご自分の趣味に忠実に細部までこだわられて
作られていることがよくわかる。


暖炉上部の金属の部分には、サンスクリット語が見て取れる。





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暖炉の奥には、サラマンダーが描かれている。
火から館を守るおまじないなのだろうか、、、


根津嘉一郎氏は実際に欧州には訪れたことはなかったそうだが、
日本・中国またインドなどの東洋古美術の蒐集家であったから、
細部にその影響が見て取れる。
(氏は、言わずもがな、東京・青山の根津美術館の創設者である。)






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暖炉の上には、古い仏像のレリーフ
奥にはステンドグラス




独特の世界観です。






続きます。







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by mahoroba-diary | 2018-08-01 10:55 | 旅の想い出







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遠く伊豆半島を眺める。
遥か昔の太古の時代、フィリピンプレートに乗って島だった部分が、
今の日本の本州にぶつかる形で発展したといわれる伊豆半島。
ゆえにここは火山帯だが、
独特の地形、豊かな自然、美しい海、
穏やかながら力強さも感じ、包容力のある気に満ちている、と来るたびに思う。



子供時代や家族との想い出、
そして、4か月前まで傍らにいた愛犬との想い出も数多く、
胸がキュンと切なくなるけれど、
この景色はいつ見ても好きだなと思う。



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滞在する部屋のオットマンチェアに座って、
ボーっと遠くの伊豆半島の山並みを眺める。
左側には大海原が広がる。



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部屋付きのバスルームは、24時間源泉かけ流しの温泉が楽しめる。



このところの酷暑で、冷たいものを飲食したり、
冷房にあたりすぎて、体が凝り固まっている。
久しぶりにゆっくりと何度もお風呂に浸かり、
たっぷり汗を流したら、
なんと気分の爽快なこと!



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部屋にはなにもかも揃っているから、
小さなトランクに詰めてきたのは、
昼間用のカジュアルなデイウェアと、夜用の洋服、
それに最低限の身の回り品。
旅はなるべく身軽にするのが好みだが、
どんなときでも必ず、好きな香りだけは持参する。



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宿の一角に、リラックスコーナーを見つけ、
備えられた雑誌の中から好きなものを選んで座る。



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あらかじめ2人で約束したのは、仕事の話はしないこと。
現実的な会話はしばしシャットアウトして、
ただただひたすらに、それぞれが好きなように静かに過ごす時間。



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by mahoroba-diary | 2018-07-28 10:58 | 旅の想い出






昨日は、奥多摩までドライブしました。


帰り際、数年ぶりに、御岳の川合玉堂美術館に立ち寄りました。


美術館の横にある澤乃井系列のお店で、
美味しいランチをいただいたのに、
なぜか写真の取り込みができません。

よって、本日は食事の写真はなし、でございます。


代わりに、
よろしければ、風景の写真をどうぞ。


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玉堂美術館前にて


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美術館の設計は、大好きな吉田五十八

石庭は中島健


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こちらの枯山水のテーマは『無限』

すぐ横を流れる多摩川のせせらぎを表現されているそうです。



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青葉の鮮やかさと川のせせらぎの音、
流れるの水の清らかさに
五感がリフレッシュされた一日でした。


時折、近くのお寺の鐘が、ボーン、ボーンと鳴り響いたのが
印象的でした。





皆様、今日も良い一日をお過ごしくださいませ。






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by mahoroba-diary | 2018-05-01 08:57 | 旅の想い出

水戸






日曜日は、茨城県ひたちなか市にてちょっと所用あり、
朝から車を走らせました。


所用を済ませた後、
夕刻まで少し時間があったので、
水戸に立ち寄ることにしました。


水戸は小学生の時家族で訪れて以来、
とても久しぶりでした。


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向かったのは、旧水戸城三の丸にある
旧弘道館。

水戸藩第9代藩主、徳川斉昭が作った藩校です。


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正門の柱には、
幕末期の藩内抗争であたった弾痕がありました。


凄まじい歴史の舞台であったことがビシビシと伝わってきます。


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徳川斉昭の7男であった徳川慶喜も
生まれは小石川の水戸藩邸ながら、
幼い時分にここ弘道館で学び、
江戸城無血開城後も、この地で謹慎していたようです。


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門をくぐると、
弘道館の正面玄関があります。


拝観者は正面玄関の横の入り口から入ります。


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とても大きな正面玄関


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奥に『尊攘』の文字が見えます。


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正庁諸役会所


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館内はとても広いです。


様々な資料も陳列されていて、
水戸藩や弘道館の歴史、また水戸学について触れることができます。


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『至善堂』という大きな座敷があり、
ここは藩主の休息所で、
徳川慶喜もここで学んだようです。


戦禍を免れ、国指定重要文化財になっています。


徳川斉昭の思想信条が伝わる資料が飾られています。


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木戸の向こうには色鮮やかな新緑が見えます。

厳しい勉学の合間に、
当時の藩士たちも心癒されたのではないでしょうか。


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心地よい風が通り抜けていきました。


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徳川慶喜の長持


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館内はとてもよく整備されていました。


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お庭から正庁を眺める。

正庁はとても大きな座敷で、
藩主隣席のもと、大試験や諸儀式が行われたようです。


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弘道館の周りには、たくさんの古木が植えられています。
少し散策してみました。


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右の木の枝が美しいです。
正面の建物は正庁。


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弘道館の裏手に足を延ばすと、孔子廟や、
写真の八卦堂がありました。


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近くには、1対の大きな楠が。
樹齢300年以上の巨木です。


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なにか凄まじい気というか、エネルギーを感じました。


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同じ三の丸の敷地には、旧県庁の建物がありました。
こちらは昭和5年の建物だそうです。
耐震工事を終えてリニューアルしたのだとか。
風情がありました。



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水戸と言えば梅、というくらい梅で有名な地。

弘道館の周りにはたくさんの梅の木がありました。
よく見ると梅の実がなっています。


斉昭公は、ここ弘道館と偕楽園にたくさんの梅を植えたそうですが、
その理由として、春の魁として清らかな花を愉しみ、
さらに、梅の実を収穫して、軍旅の用や飢饉の時の非常食として
実用を重んじたから、とのことです。



小学生の時、家族で偕楽園を訪れましたが、
ちょうど梅祭りの頃で、この年になってもその美しさが目に焼き付いています。

もう少し時間があれば、このあとに再訪したかったのですが、
時間が足りませんでした。残念。
また次の機会にぜひ訪れたいです。


帰路につく前に、ちょっと一服したくて、
少し車を走らせ、
偶然見つけた和菓子屋さんに入ってみました。



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和菓子の五條さん


こちらで、一服させていただきました。


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久しぶりにお薄。


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季節の柏餅


もうすぐ五月の節句ですね。



美味しくいただきました。

ご馳走様でした。




久しぶりに訪れた水戸は、凛とした空気が漂っていました。


いつも歴史に興味がある私。
徳川斉昭公について、良く知る機会にもなりましたし、
徳川慶喜公にもますます興味が湧きました。
そして今回は、図らずも印象に残ったのは、
斉昭公の夫人の吉子さま。
有栖川宮家から降嫁した宮家の女王であったとは知りませんでした。
何人も側室が居て艶福家だった斉昭公とも夫婦の仲は良かったようです。
庶子の面倒もよく見て、幕末や維新の混乱期を乗り越え、
90歳まで生きられたそうです。
維新後、小石川の館で慶喜やその子供たちと一緒に映っているお写真を拝見しましたが、
小さなお体に優しそうな笑顔、とても印象に残りました。
歴史の前面には出てこなくても、
いろんな意味で主を支えた多くの人がいつもたくさんいらっしゃるのですね。



帰路は、高速が渋滞でしたので、
旧水戸街道(現 国道6号線)を通って、ひたすらまっすぐお江戸へと車を走らせました。
ものすごく時間はかかりましたが、
途中、常陸の国の歴史を感じる風景もあって、
古の人に想いを馳せる良い時間となりました。


古墳なども残っているところですので、
人間の歴史は相当に古い場所だと思います。
まだ4月ですが、窓を開けると田んぼから蛙の鳴き声が聞こえてきました。
都会の人間からすると、そんなことがとても心癒されることなのです。


まっすぐ、まっすぐお江戸へと走り、
浅草に出て、すべての街道の起点である日本橋にたどり着くと、
なんだか江戸時代の人の、時間の感覚が蘇った気がしました。



たった一日でしたが、
この日言葉を交わした数人の方々が、とても良い感じの方ばかりで、
お天気にも恵まれ、心温まる日曜日となりました。


また是非伺いたい場所です。





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by mahoroba-diary | 2018-04-24 12:03 | 旅の想い出

栗田美術館/鑁阿寺








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足利学校の次に向かったのは栗田美術館。

陶磁器に詳しい友人から、いつか必ず行ってみてと言われながら
今回が初めての訪問となった。
まさかこんな心境のときに訪れることになるとは思っていなかったが、
思いがけず、癒しの時、となった。

創設者栗田英男氏が長年集めた古伊万里や鍋島の磁器の数々。
心そこにあらずの心境で眺めてしまったにもかかわらず、
その美しさ、上質さには目を見張った。
館内に入るとすぐ右に、
栗田氏が初めて買ったという小さな古伊万里の徳利が配されていた。

秀吉の朝鮮出兵の折、
彼の地から連れてこられたとされている無名の陶工たち。。。
かつてドイツ・マイセンの工房を訪ねた時にも痛感したが、
磁器制作の裏側には、哀しい歴史が潜んでいる。
美を求める人間のあくなき追及と強欲。
しかし器や絵付けはすべて自然に則し、倣うところから発する。


栗田氏の凄まじい情熱にも圧倒された。
敗戦後の日本、日本らしさがどんどん失われつつある中で、
古伊万里や鍋島に特化して一級品ばかりを数えきれず収集し、
自ら設計した館に陳列する。
決して自分だけのものとせず、
自らの出身地であり、歴史的なこの足利の地に、
美術館として広く開放する。
崇高な理念を達成したその情熱は、
広い庭園内を歩いていてもそこかしこに感じられ、
生きるエネルギーをいただいた気がした。


やはりここでも、
紅白の梅の花がたくさん咲いていた。
かたくりの花、
木の幹、
青い空、
澄んだ空気、
そうしたものたちに包まれて、
静寂の時を過ごした。



この後は、オットさまが探してくれた、
前記事に掲載したそば処に立ち寄り、
すぐ近くの鑁阿寺も拝観した。


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思いがけず訪れた足利の地は、強く優しかった。



この数年は特に、
愛犬を優先する生活を送ってきた私だったから、
ライフスタイルや日常のそこかしこに、
彼の存在が沁みついている。


彼がいなくなって12日が経った。
ほんの少しずつではあるが、
受け入れ始めている自分がいる。
外出しても、今までは「早く帰宅しなければ」と思う自分が常にあったけれど、
今は、いつも一緒にいる、と思う自分がいる。


もう少しで4月。
新しい季節の始まり。
少しずつ、新しいことに目を向けようと思い始めています。






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by mahoroba-diary | 2018-03-26 09:39 | 旅の想い出

日々の諸々を綴ります


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