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まほろば日記 四季折々、五感を通して感じること、想い出や呟きも含めた日々の徒然日記です

家にいましょう







皆様、こんにちは。
また1週間ぶりの投稿となってしまいました。



東京では、この週末、
都知事による週末の外出自粛要請により、
多くの店舗も休業、営業時間短縮になり、
かなり人出も減っているようです。



コロナウィルスの世界的な感染拡大により、
医療崩壊が起きている国が増えてきていることに
大きな危機感を抱いています。



それでも日常は過ぎていくのですよね。
我が家のとりとめのないことですが、
今日は久しぶりに書き留めておきますね。





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今週は、完全に在宅勤務だった主人。


いつも綺麗にお掃除、整理整頓している我が家ですので、
「家は快適だ、快適だ。」と満足気で、
業務の方は大変ながらも、それなりに通常どうり仕事をしているようです。


私にとっても、
普段は見えない主人の仕事ぶりを直接見聞きすることもでき、
新鮮で、いろいろと学びにもなっています。





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家にとじこもる生活も、
工夫次第でそれほど苦にはならないのですが、
なにしろ運動量が減りますので、食事の量も減らすことにしています。



我が家の場合、
朝は、フルーツやヨーグルトにティーなどで軽くして、
(わたしはコーヒーだけのことも)
お昼には、和定食的な、ごはんにお味噌汁におかず、お野菜などをしっかりいただき、
夜は軽く晩酌がてらのおつまみ程度で済ませるのがちょうど良い感じです。





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昨晩もそんなこんなで家にあるものでおつまみを幾つか用意して、
金曜日の夜を愉しみました。


先日つくった金柑のジャムは主人にも大好評で、
毎朝のヨーグルトにまぜていただいていますが、
昨晩は、ブリーに合わせていただきました。


フロマージュにコンフィチュールを合わせる食べ方は、
昔、欧州に暮らしていた時に身につけたもので、
特にフランスを旅した際には、意外な組み合わせのバリエーションに感激し
舌鼓を打ったものでした。





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こちらは大豆のフムス。


フムスは通常ひよこ豆で作るのが一般的ですが、
最近、大豆の水煮を使ってつくるのに嵌まっています。


昔、欧州に暮らしていた時によく通ったトルコ料理や中東料理のお店の前菜に
必ずついてきたフムス。
パンにつけていただくと、とまらなくなります。


私は、胡麻ペースト、ニンニクやクミン、レモン汁をしっかり効かせて
本格的なお味にするのが好きです。





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長年心から尊敬している料理家の言葉が蘇り、
今年に入ってから、豆の扱いを学んでいます。



こちらは大豆の水煮(自作)を冷凍しているもの。
茹で汁とともに100グラム程度ずつ冷凍庫に保管しています。
お料理にもすぐに展開できて心強いです。



買い占め、買いだめ、などという即物的な対処法では、
これからの世の中は生きていけないと思うくらい、
私は危機感を持っています。
非常食は通常時から慣れていないと
あらゆる災害、今のような危機には、心身の健康を保ち難いと考えています。
コロナが収束しても、
温暖化の進む世界ではいつまた新たな感染症が出てきてもおかしくありません。
今回は保存食を学ぶ良い機会ととらえて、
お料理のバリエーションを広げたいと思っています。






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昨年の春は、これでもかというほどにお花見を愉しみました。
無意識のうちに、今年のお花見が難しいことを感じていたのかしら、と思います。



それでも、
我が家の窓の外にはたくさんの桜の木があり、
お花見は遠目ですが可能です。





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ちらちらと眼下を眺めながら、
ロゼを桜色に見立てて、週末の乾杯。
(器の中の花びらは桃の花ですけど・・・。)





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先月、
友人夫妻と出かけたイタリアンレストランで堪能したセコンドの一品。


アンガス牛と和牛をかけあわせた牛肉のタリアータは、
適度なサシと旨味で絶品でした。
だけれど、地球温暖化にとって牛肉を多食することは良くないそうです。
このようなご馳走は美味しいけれど、ごくたまにでちょうど良い。


2月の上旬でしたが、
食卓では既にコロナについての話題が出て、皆、かなり危機意識を持っていました。
それでもイタリア人オーナーとはハグをして挨拶をしていたし、
世界全体がこんなになるとは、全く予想していませんでした。



隣の席には、有名な俳優さんも座っていらして、
誰もが愉しそうに愉しんでいた一夜・・・。
いまとなっては、まるで幻のように感じます。



今、
私の家族、友人、知人は皆、ほぼ同じ意識で過しています。
お互いを、そして、社会を守るためには、
キープ・ディスタンス。
今はLINEなどのアプリもありますし、
夫婦間でも会話するときは接近しすぎないようにしています。





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2週間ほど前になりますが、
2年目の愛犬の命日でした。



子犬の頃からの膨大な写真を見ていたら、
やっぱり会いたくなってしまいました。


私が一番好きだった愛犬の姿は、
誰もいない広い草原や広場を
リードなしで思いっきり駆け回る姿・・・。






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愛犬の本名は、
普段の呼ぶ愛称とは別に、とても長い名前でした。


母犬の四回目の出産に因み、
頭文字はDで始まる名前にしてほしいとドイツ人のブリーダーさんから指示されました。


熟慮の上につけた名前は、
私とブリーダーさんの共通の趣味が反映された名前でした。
そこにさらに長い苗字(愛犬の血統を表す代々の名)までが付けられました。


無理な交配を絶対に許さなかったブリーダーさん。
自然な形で母犬は身ごもり、
生まれた子のうち赤毛の1匹が我が家に来ました。


感動的だったのは、
日本とドイツで遠く離れていたのに、
愛犬が亡くなる前の2日間、
我が家のリビングで、
テレビ電話を通じて、
ブリーダーさんがずっと愛犬の名前を呼び続けてくれたこと・・・。
愛犬が生まれる前から愛犬の旅立ちまで、
ずっと密に付き合ってくださったブリーダーさんにも感謝しています。
最後の2日間、愛犬の意識はほとんどありませんでしたが、
きっと懐かしい彼女の声が、聞こえていたと信じています。



膨大な数の懐かしい写真を眺めていると、
いかに愛犬と濃密な生活を送っていたかに気づかされます。
命日とともに、
愛犬との出会いと、愛に満ちた時間に改めて感謝。



“いのち“はかけがえのない尊いもの。
数値や金額では、およそ表せないものです。



様々な意味で困難な時、
そして心苦しい時ですが、
社会の連帯感が保たれて、
この危機を乗り越えられますようにと
心から祈る日々です。



皆様も、どうぞ、くれぐれも、お元気でお過ごしくださいね。









by mahoroba-diary | 2020-03-28 14:55 | 夕食