2020年 01月 14日
高御座と御帳台
先日、上野の東京国立博物館本館で特別公開されている、
高御座と御帳台を拝観してきました。
昨年10月の即位礼正殿の儀で、
天皇陛下がお昇りになられた高御座(左側)と、
皇后陛下がお昇りになられた御帳台(右側)。
高御座
高御座は古代より、天皇の即位の儀式として用いられてきた調度品だそうです。
現在の高御座と御帳台は、
大正天皇即位の際に制作されたものだそうで、
普段は京都御所・紫宸殿に置かれているそうです。
大正天皇、昭和天皇は京都御所で御即位され、
今回は、平成度と同様に皇居の宮殿において用いられたとのことです。
御帳台
御帳台は、近代以降、皇后の御座として、即位の儀式に用いられるようになったものだそうです。
八角形の御座が並ぶ様は壮観そのもの。
飾りひとつひとつや彩色に、
古代からの歴史・文化を感じました。
そこはかとなく、
ユーラシア大陸からの古い歴史と文化が感じられるような気持にもなりました。
背面から。
天皇陛下がお昇りになられた階段。
こちらは威儀の者の装束
御即位の礼にあたって捧持される威儀物の展示もあり、
とても興味深かったです。
女官の御装束も展示されていました。
平安時代に誘われるかのような、
重色目の美しさ。
外に出れば、すでに暗くなっていました。
とても貴重なものを拝観することができました。
by mahoroba-diary
| 2020-01-14 09:45
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