2019年 12月 28日
野田岩
東麻布の野田岩本店さんへ。
飛騨高山の合掌造りを解体して造られた古民家風の店内は、
どこか懐かしいような落ち着いた気持ちになります。
待合で少し待っている間、
お店の方が火鉢を持ってきてくださいました。
“お寒いですからどうぞ”と。
手をかざして暖をとらせていただきます。
炭火はじんわりと温かいですね。
席に通され、
それぞれに好きな飲み物を注文します。
私は迷わずに、ぬる燗をお願いします。
こちらの名物のひとつ、
鰻の煮凝り。
お酒にぴったり。絶品なのです。
お次は白焼き
このような容器に入れられて、
熱々で供されます。
塩と山葵でいただくもよし、
添えられたタレに少しつけていただいても大変美味。
個人的に、鰻は白焼きでいただくのがとても好きです。
そしてお待ちかねのうな重。
お口直しに添えられる大根おろし、
香の物、肝吸いも上品で昔から変わりません。
このふわふわの柔らかい鰻の仕上がりは、
東京の中でも野田岩さん特有のもの。
若い頃は物足りなく感じたこともありましたが、
今はとてもしっくりきます。
上品なお味はさすがです。
鰻巻きも銘々注文をしていただきました。
野田岩さんは、歌舞伎役者の6代目尾上菊五郎が愛したお店としても有名です。
鰻は年々貴重になりますが、
私の家族は皆、昔から鰻が大好きです。
大変美味しゅうございました。
目の前には東京タワーが聳え立っています。
by mahoroba-diary
| 2019-12-28 09:43
| 外食