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まほろば日記 四季折々、五感を通して感じること、想い出や呟きも含めた日々の徒然日記です

おはぎ





季節の和菓子



『おはぎ』

とらや製


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“『おはぎ』は、
萩の花の咲き乱れている風情や、
牡丹の花に似ているところから、
別名を「萩の花」「ぼた餅」
ともいわれております。

春・秋のお彼岸に
『おはぎ』を墓前や仏壇に供えたり、
近隣に配ったりする風習は、
江戸時代後期には
盛んに行われており、
今に受け継がれています。”

(とらやさんの説明書きより抜粋)




おはぎ_b0362781_13585785.jpg


とらやさんのおはぎには
こし餡(黒糖入り)と粒あんがある。
おはぎといえばやっぱり粒あん、
と思う私はこちらをいただいた。


私にとって、おはぎ、といえば
なんと言っても祖母のつくるおはぎが思い浮かぶ。
敬虔なクリスチャンだったのに、
なぜかお彼岸の時期になると
孫たちのために
せっせと沢山のおはぎを作り
お重に詰めてくれた。


実家にはお寺と教会其々にお墓があり、
お彼岸のお墓参りに行くときには
そのおはぎの一部を持って家族で出かけ
祖母は家でお留守番。
墓前にお供えをして、
帰宅してから
一体何個食べたのだろうと思うくらい、
無邪気にたくさん食べていた。


餡子を丁寧に炊き、
優しい糯米にくるまれたおはぎは
涙が出るほど懐かしいお味。
とらやさんのおはぎは
お上品で小さめのお品だが
祖母のつくるおはぎはまことにもって一つが大きかった。


家族のためにいろんなものを作ってくれた
皺が刻まれた祖母の手を想い出し、
祖母に心の中で感謝を捧げている。
もちろん、
ほかのすべてのご先祖様に対しても・・・






追記
春分の日の本日、
東京に桜の開花宣言が出ました。
近所の桜並木にも
ちらほらと花が開いています。
外出先では、かなり華やかに咲いている桜の木もありました。
気温も上がり
一気に春爛漫の季節へ向かいますね。











by mahoroba-diary | 2019-03-21 14:20 | 甘味