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まほろば日記 四季折々、五感を通して感じること、想い出や呟きも含めた日々の徒然日記です

天野屋の甘酒






今朝は再び太陽の光に包まれた。


外気はまだまだ凛とした寒さに満ちているけれど、
確実に春は来ている。
そんな気がした。



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今朝は、朝日に包まれながら懐かしい甘酒をいただいた。



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子供の頃の想い出が詰まった懐かしい味。
久しぶりに味わった。



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私にとって甘酒といえば、
米と米麹だけでつくられた甘酒を指す。


酒粕でつくられた甘酒はほとんどいただいたことがない。


因みに、
甘酒やお汁粉などの甘味に
よく塩昆布やら、紫蘇の実漬けやら、もろみ味噌が
一緒についてくるけれど、
私はあれが大の苦手。
自然な甘味はそれだけで十分。
江戸時代には甘味が貴重だったから、
塩気の強いもので、より甘味を際立たせていたのだろうと思う。



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神田明神鳥居際にある天野屋さん


世の中に数多ある甘酒の中でも
ここの明神甘酒は特に懐かしいお味。


子供の頃から初詣や近くに来ると、
母にねだってよくいただいていた。


寒い時期には実家でも作ってもらって
冬の定番的な飲み物だったけれど、
冷房もなかった昔の人は
夏の栄養補給によく飲んでいたのだそうで、
甘酒といえば、俳句の世界では夏の季語だそう。



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近年は、麹でつくられる甘酒が見直され、
様々な場所で頻繁に目にするようになった。


麹は、日本の国菌。
麹なくして、日本酒も焼酎も味噌も醤油もつくられない。


時間があるときには、
炊飯器で手作りすることもあるが、
使う米麹によって微妙に味が変わるのも面白い。


今朝は、
天野屋さんの独特の風味の甘酒を久しぶりに味わい、
懐かしさと想い出に胸がいっぱいになり、
心満たされ、ささやかな幸せを感じました。






by mahoroba-diary | 2019-02-16 10:29 | 甘味