2019年 02月 16日
今朝は再び太陽の光に包まれた。
外気はまだまだ凛とした寒さに満ちているけれど、
確実に春は来ている。
そんな気がした。
今朝は、朝日に包まれながら懐かしい甘酒をいただいた。
子供の頃の想い出が詰まった懐かしい味。
久しぶりに味わった。
私にとって甘酒といえば、
米と米麹だけでつくられた甘酒を指す。
酒粕でつくられた甘酒はほとんどいただいたことがない。
因みに、
甘酒やお汁粉などの甘味に
よく塩昆布やら、紫蘇の実漬けやら、もろみ味噌が
一緒についてくるけれど、
私はあれが大の苦手。
自然な甘味はそれだけで十分。
江戸時代には甘味が貴重だったから、
塩気の強いもので、より甘味を際立たせていたのだろうと思う。
神田明神鳥居際にある天野屋さん
世の中に数多ある甘酒の中でも
ここの明神甘酒は特に懐かしいお味。
子供の頃から初詣や近くに来ると、
母にねだってよくいただいていた。
寒い時期には実家でも作ってもらって
冬の定番的な飲み物だったけれど、
冷房もなかった昔の人は
夏の栄養補給によく飲んでいたのだそうで、
甘酒といえば、俳句の世界では夏の季語だそう。
近年は、麹でつくられる甘酒が見直され、
様々な場所で頻繁に目にするようになった。
麹は、日本の国菌。
麹なくして、日本酒も焼酎も味噌も醤油もつくられない。
時間があるときには、
炊飯器で手作りすることもあるが、
使う米麹によって微妙に味が変わるのも面白い。
今朝は、
天野屋さんの独特の風味の甘酒を久しぶりに味わい、
懐かしさと想い出に胸がいっぱいになり、
心満たされ、ささやかな幸せを感じました。
by mahoroba-diary
| 2019-02-16 10:29
| 甘味