ゆっくりと読み進めている本







とあるところで講演を拝聴し、
ぜひこの方のお書きになった本を読みたいと思い、
少し前からゆっくりと読み進めている本です。
(とてもではないが、スラスラと読める本ではない。)


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渡辺保 著
『戦後歌舞伎の精神史』(2017年出版)



初めて歌舞伎を観たのは20歳前後の頃。
学生だったので、末席から鑑賞したのですが、内容についてはあまりよく覚えていません。
その後、家族とも何度も足を運び、
故12代目市川團十郎、故18代目中村勘三郎の芸にも眼前で触れることができたのは
今となっては貴重な機会でしたが、
今もって、腑に落ちない、理解できないことが多々あります。



著者の文体がわたしにはとてもわかりやすく、
難しいですが、少しずつ読み進めています。




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時にハッとする一文があったりします。


P.273 第五章 孫の時代より(引用はじめ)
「西欧文化の身体感の基本はモノとしての物質的な肉体にある。しかし、日本の身体感は幻想の中のイメージとして存在する。モノとしての身体から発する動きが空間に描き出すイメージこそが日本の身体なのである。」(引用おわり)



この一文だけでも、わたしにとっては大きな収穫でした。
とにかく、凄い本です。




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さて、今朝の一服は、お煎茶で。

オットさまが信州土産に持ち帰ってくれたもののひとつ、
桜井甘精堂の『栗かのこ』とともに。

「紫陽花の季節に栗ですか??」と毒づいてみましたが、
味わってみれば、なんと美味しい。。。
濃い目に淹れたお茶のほのかな苦みと相まって、
優しい気持ちになりました。







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by mahoroba-diary | 2018-06-16 09:26 | 読書 | Comments(0)

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