水戸






日曜日は、茨城県ひたちなか市にてちょっと所用あり、
朝から車を走らせました。


所用を済ませた後、
夕刻まで少し時間があったので、
水戸に立ち寄ることにしました。


水戸は小学生の時家族で訪れて以来、
とても久しぶりでした。


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向かったのは、旧水戸城三の丸にある
旧弘道館。

水戸藩第9代藩主、徳川斉昭が作った藩校です。


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正門の柱には、
幕末期の藩内抗争であたった弾痕がありました。


凄まじい歴史の舞台であったことがビシビシと伝わってきます。


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徳川斉昭の7男であった徳川慶喜も
生まれは小石川の水戸藩邸ながら、
幼い時分にここ弘道館で学び、
江戸城無血開城後も、この地で謹慎していたようです。


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門をくぐると、
弘道館の正面玄関があります。


拝観者は正面玄関の横の入り口から入ります。


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とても大きな正面玄関


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奥に『尊攘』の文字が見えます。


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正庁諸役会所


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館内はとても広いです。


様々な資料も陳列されていて、
水戸藩や弘道館の歴史、また水戸学について触れることができます。


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『至善堂』という大きな座敷があり、
ここは藩主の休息所で、
徳川慶喜もここで学んだようです。


戦禍を免れ、国指定重要文化財になっています。


徳川斉昭の思想信条が伝わる資料が飾られています。


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木戸の向こうには色鮮やかな新緑が見えます。

厳しい勉学の合間に、
当時の藩士たちも心癒されたのではないでしょうか。


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心地よい風が通り抜けていきました。


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徳川慶喜の長持


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館内はとてもよく整備されていました。


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お庭から正庁を眺める。

正庁はとても大きな座敷で、
藩主隣席のもと、大試験や諸儀式が行われたようです。


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弘道館の周りには、たくさんの古木が植えられています。
少し散策してみました。


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右の木の枝が美しいです。
正面の建物は正庁。


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弘道館の裏手に足を延ばすと、孔子廟や、
写真の八卦堂がありました。


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近くには、1対の大きな楠が。
樹齢300年以上の巨木です。


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なにか凄まじい気というか、エネルギーを感じました。


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同じ三の丸の敷地には、旧県庁の建物がありました。
こちらは昭和5年の建物だそうです。
耐震工事を終えてリニューアルしたのだとか。
風情がありました。



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水戸と言えば梅、というくらい梅で有名な地。

弘道館の周りにはたくさんの梅の木がありました。
よく見ると梅の実がなっています。


斉昭公は、ここ弘道館と偕楽園にたくさんの梅を植えたそうですが、
その理由として、春の魁として清らかな花を愉しみ、
さらに、梅の実を収穫して、軍旅の用や飢饉の時の非常食として
実用を重んじたから、とのことです。



小学生の時、家族で偕楽園を訪れましたが、
ちょうど梅祭りの頃で、この年になってもその美しさが目に焼き付いています。

もう少し時間があれば、このあとに再訪したかったのですが、
時間が足りませんでした。残念。
また次の機会にぜひ訪れたいです。


帰路につく前に、ちょっと一服したくて、
少し車を走らせ、
偶然見つけた和菓子屋さんに入ってみました。



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和菓子の五條さん


こちらで、一服させていただきました。


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久しぶりにお薄。


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季節の柏餅


もうすぐ五月の節句ですね。



美味しくいただきました。

ご馳走様でした。




久しぶりに訪れた水戸は、凛とした空気が漂っていました。


いつも歴史に興味がある私。
徳川斉昭公について、良く知る機会にもなりましたし、
徳川慶喜公にもますます興味が湧きました。
そして今回は、図らずも印象に残ったのは、
斉昭公の夫人の吉子さま。
有栖川宮家から降嫁した宮家の女王であったとは知りませんでした。
何人も側室が居て艶福家だった斉昭公とも夫婦の仲は良かったようです。
庶子の面倒もよく見て、幕末や維新の混乱期を乗り越え、
90歳まで生きられたそうです。
維新後、小石川の館で慶喜やその子供たちと一緒に映っているお写真を拝見しましたが、
小さなお体に優しそうな笑顔、とても印象に残りました。
歴史の前面には出てこなくても、
いろんな意味で主を支えた多くの人がいつもたくさんいらっしゃるのですね。



帰路は、高速が渋滞でしたので、
旧水戸街道(現 国道6号線)を通って、ひたすらまっすぐお江戸へと車を走らせました。
ものすごく時間はかかりましたが、
途中、常陸の国の歴史を感じる風景もあって、
古の人に想いを馳せる良い時間となりました。


古墳なども残っているところですので、
人間の歴史は相当に古い場所だと思います。
まだ4月ですが、窓を開けると田んぼから蛙の鳴き声が聞こえてきました。
都会の人間からすると、そんなことがとても心癒されることなのです。


まっすぐ、まっすぐお江戸へと走り、
浅草に出て、すべての街道の起点である日本橋にたどり着くと、
なんだか江戸時代の人の、時間の感覚が蘇った気がしました。



たった一日でしたが、
この日言葉を交わした数人の方々が、とても良い感じの方ばかりで、
お天気にも恵まれ、心温まる日曜日となりました。


また是非伺いたい場所です。





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by mahoroba-diary | 2018-04-24 12:03 | 旅の想い出

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