2017年 11月 10日
最近、多くのブロガーさんのところで、
おにぎりアクションに参加しています、という記事と共に
美味しそうなおにぎりのお写真を数多く拝見しています。
私も常々、
おにぎりは、日本の食における究極の愛情表現であると思っております。
先日は久しぶりに土鍋を出して、
朝食用におにぎりを握ってみました。
美味しい新米を計量して洗い、ザルにあげて5分ほど置き、
土鍋の中で分量に合わせた水を少し吸水させてから強めの中火に着火し、
10~12分立って蒸気が勢いよく吹き出してから1~2分置いて
火を消します。
20分ほど蒸らして美味しい炊き立てご飯の出来上がりです。
外蓋、中蓋を取ると
湯気と共になんともいえない美味しいご飯の香りが立ち込めます。
お米の粒が立って、見るからに美味しそうです。
土鍋や羽釜で炊くご飯はやっぱり一味も二味も違いますね♪
お櫃も久しぶりに使ってみました。
使う前に少し水分に浸します。
さらしは、1反で購入して、好きなサイズにカットして、
いろんな作業に使っています。
お出汁を引くとき、俎板や包丁を拭くとき、
漆器のお手入れ、
ワイングラスを拭くときも重宝します。
(毛羽立たないので)
炊き立てのお米をお櫃に移し、
お椀などに1個分のお米をよそって、
湿らせた俎板にあけ、真ん中をくぼめて好みの具を置き、
手に清浄な水、粗塩をすりつけて、
ご飯を成形しながら大事に握っていきます。
この日の具は、梅干しとたらこ
お米の粒を潰さないように、優しく優しく、
手に包み込みながら食べる人のことを想って握っていきます。
この時イメージするのは、やはり、
かつて母が作ってくれたおにぎりをいただくときの、
美味しさ、愛情、安堵感、でしょうか。
どなたにとってもそれぞれの想いがおありになるはずです。
余ったご飯はそのまま冷凍してもよし、
お櫃にいれておけば防腐効果もあるので、
昼食や夕食に炒飯やお雑炊、おかゆなどにしても良いのではないでしょうか。
ご飯にほんのり木の香りが移るのも私は好きです。
主人もこれがとても好きで、
お弁当箱は曲げわっぱを使っています。
これも冷蔵庫のなかった昔の人の営みの名残りだと思います。
好みで海苔を貼って出来上がり。
淹れたての暖かいお煎茶とともに、
さあ、召し上がれ。
新米ごはんなので、特に美味しいおにぎりになりました。
おにぎりの形は、三角、丸、俵型、具や分量、
携帯する際の状況によって変えています。
おにぎりは、食べる方も作る人への安心感と信頼感がないと
いただけないものですよね♪
なにより清潔感、お米への感謝の気持ち、
食べる人を想う無私的な愛情が求められる
究極の日本の母の味だと思います。
by mahoroba-diary
| 2017-11-10 06:09
| 朝食