先日、Netflixで映画「沈黙ーサイレンスー」を観た。
日本では2017年に公開された、
マーティン・スコセッシ監督によるハリウッド映画だが、
原作は言わずと知れた
遠藤周作の名作「沈黙」だ。



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あらすじは、ご存じの方も多いと思うので、ここでは触れない。
大変に深いテーマである。
マーティン・スコセッシ監督は、
よくぞ今この時期に、この作品を取り上げて映画化したと思う。
若い頃、遠藤周作の作品を読んだ時にはわからなかったことが、
今こうして映画を通して見ると、
様々な角度から、腑に落ちて捉えることができる。





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重苦しい主題と劇中だが、
神父フェレイラ役に、リーアム・ニーソンが起用されていることが、
観ていて心の救いだった。
実に適役だと思った。













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# by mahoroba-diary | 2018-12-14 09:28 | 映画 | Comments(0)

お野菜不足解消の夕食








昨晩は、久しぶりに二人揃っての自宅夕食でした。


今年は特に後半、オットさまの外食率が非常に高いです。
そして、愛犬が家にいなくなってしまったこともあって、
私も外で食事をすることが増えました。


外食は愉しいですが、
やはりどうしてもお野菜が不足します。


昨晩は、夕食のための時間を確保して、
食材を買い求め、下拵えから取り組みました。




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昨晩の夕食風景



簡単に見えますが、和食って結構時間と手間がかかるんです。
お出汁から引く日は特に、、、。


寒いので、熱燗とともに。
夕食の1杯のために頑張って作りました。
オットさまも仕事終わりに、喜びました。




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大根と鶏肉の葛仕立て



大根は下の部分を使っています。
一口大にカットして、下茹でをしておき、
鰹と昆布の一番だしでさらに炊き、柔らかくします。
鶏肉はもも肉を使っています。
皮の部分は取り除き、大根を炊いたお出汁の中で火を通しています。
みりん、薄口醤油、濃口も少々、酒、塩少々で味を調え、
水溶きした吉野本葛でとろみを加えます。
最後に、下茹でしておいた宮城県産のセリをあしらいました。
東北のセリはとても美味しいです。


滋味深いお味と感触に、
体と心が癒されました。




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とろかつお
とろろ


長芋はあたり鉢で、丁寧にあたって、
お出汁、薄口ごく少々で旨味と味を加えています。
焼津直送のとろかつおが美味しかったです。



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春菊、もやし、椎茸の和え物


すべてサッと下茹でして水気をよく絞り、
ごま油少々、醤油ごく少々で和えています。
和風ナムルのような感じ。
たっぷりつくっておかわりをします。



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人参と牛蒡のきんぴら


調味料は極々最小限にして、
野菜の旨味を引き出すように努めました。




お野菜メインで、油もごく控えめを意識しました。
宴会続きで胃腸が疲れてくる頃です。
12月ももう中旬です。
体調管理に気を配りましょう。





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オットさまがいただいたお土産の一品。
神戸のモンロワールの豪快なチョコレート。
さりげなくクリスマスバージョンでしょうか。
この時期、チョコレートが美味しいです。
ありがとうございます。
お菓子は夕食後は我慢をして、
朝食後にいただきたいと思います。











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# by mahoroba-diary | 2018-12-13 08:12 | 夜ごはん | Comments(4)

Tokyo Weekender








東京在住の外国人によく読まれているフリーマガジン、
Tokyo Weekender。



時折立ち寄る場所や、
東京在住の外国人御用達のスーパーなどによく置いてあるので
我が家ももらってきて読んでいます。




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Tokyo Weekender 11月号・12月号。


調べたら、創刊は1970年なのだそう。

思い返せば70年代、東京は今とは別の意味でとても国際的な雰囲気だったと思う。
子供だったが、あの頃の雰囲気はいまだに覚えている。

紳士淑女が正装して集う社交の場も、
今より多かったのではないだろうか。




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12月号を開くと、丸の内の記事。
Discover the soul of Marunouchi.....


私は街を歩くとき、いつもこんな気持ちで歩いているから、
この見出しはとてもしっくりくる。

写真も綺麗。





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日本のショップ情報。


七宝焼きのリングや、組紐のブレスレット。

あら、なかなかに素敵じゃない。
七宝焼きというと祖母が持っていたようなものを想うけれど、
こんなポップでモダンなリングがあるのね、と新しく知る。

組紐ブレスレットも素敵。


日本には、素晴らしい伝統工芸が数え切れぬほどあるし、
品質も良いし、なにより日本には、本来、独自の美意識がある。

発想の転換こそ、我々日本人に求められているような気がする。





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来年1月に新しくリニューアルオープンする東京會舘。
創業は1920年だから、オリンピックの年に100周年を迎える、
東京の、日本の、歴史ある社交場のひとつだ。


芥川賞や直木賞の発表や授賞式が行われる場としても有名。
レストラン、そしてクッキングスクールも昔から高名だ。



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東京のレストラン情報も豊富。




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東京のみならず、日本全国の特集もある。

こちらは海に面した京都府北部の情報。
まだ訪れたことがないところだが、良いところなのだろうなあ。



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こちらは秋田県の情報。


長い冬の中で、数々の工芸品や建築、酒、美術が生まれたと紹介されている。

私たちも以前、角館や乳頭温泉郷、玉川温泉を訪れたことがある。
樺細工や曲げわっぱは東京でも人気がある。

以前、欧州人の友人に曲げわっぱの酒器をプレゼントしたら、
とても喜んでいた。素晴らしい手工芸だと私も思う。
我が家もお弁当箱を長年愛用している。




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我らが東京の情報もたくさん、、、



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年末なのでカウントダウン情報も。



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時には、外国人の視点で、我が街、我が国の各所を多方面から眺めるのも悪くない。

そこには絶えず、なんらかの新しい発見がある。
















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# by mahoroba-diary | 2018-12-12 09:47 | 読書 | Comments(2)

キャンドルの灯り








主婦の私もこのところ連日毎晩、
一年のご褒美的におでかけしています。



大好きな人たちと交流し、心ときめく時間は、大切です。




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先の日曜日は第2アドヴェントでしたので、2本のキャンドルに灯りをともしました。



この時期、火の元には気をつけなければなりませんが、
やはりキャンドルの灯りは良いものです。
心にもなにかを灯してくれるよう。。。




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灯りを消す時には、こちらを使います。
この蝋燭消しは、独身時代、欧州の蚤の市で見つけて以来ずっと使っているもの。
私、自分で言うのも変ですが、
相当にものもちが良いです。笑





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# by mahoroba-diary | 2018-12-11 07:56 | 好きなもの | Comments(4)







先日、サントリーホールで行われた、
イーヴォ・ポゴレリチのリサイタルに足を運びました。



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ホールの前には、彩られたクリスマスツリー。




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以前、ブログでも触れたことがありましたが、
ポゴレリチは、私にとり特別なピアニストの一人で、
20歳頃からCDやリサイタルなどで聴きこんできました。


彼のほとんどすべてのCDを繰り返し聴き、
90年代の来日公演には何度か足を運び、
その後欧州でもリサイタルには接していましたが、
前回、彼の生演奏に触れたのは確か2005年、ドイツに於いてでした。


あの時、
「もう彼のライブは聞くまい。」と心に決めたはずでしたが、
今年は心境の変化で、半年前にチケットを入手していました。




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プログラムは、


モーツアルト
アダージョ ロ短調 K.540

リスト
ピアノ・ソナタ ロ短調

休憩を挟んで

シューマン
交響的練習曲 0p.13(遺作変奏付き)



今回は、ドイツ系音楽でまとめたプログラム。



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※ここから先は半ば独断と偏見による独白です。




最初の1音を聴いた瞬間、
ああ、やはりポゴレリチは前回と本質的にはまったく変わっていないと思った。

なんというか、言葉にするのは難しいのだけれど、
時折、音楽の流れが止まるのである。

テンポが遅い、ということだけではなく、
音楽そのものが本質的に前に進んでいかない、
少なくとも私にはそのことが前回同様なかなかに耐え難い時間であった。
通常より遅いテンポで奏でていても、
そこに目には見えない内的なインテンシティが伴えば、
最後の一音まで音楽を支える通底した構築感を聴く側も感じ取ることができる。
しかし、この日の彼の演奏に、そうしたものは感じられなかった。
うまく言葉にできないが、最低限備わっていて欲しいとおもうバイタリティが(私には)欠けていると感じるのである。
暗譜ではなく、譜面を観ながら弾いている、ということともどこかで関係しているかもしれない。


聴き進むうち、思った。
80年代、90年代のあの彼の演奏は、
アリス・ケゼラーゼとの合作であったのだと。
そうでなければ、説明できないと思うほど、
本質的に奏でる音楽があの頃とはまったく異質のものであると言わざるを得ない。
そしてあの頃の迸りに接してファンになった私には、
この期に及んでも、今のポゴレリチの音楽を諸手で素直に受け止めきれない。


音色やフォルティッシモの音量などは、
ポゴレリチ独特のもので、健在だと思ったけれど、
そのような解りやすい部分ではなく、
音楽の底に流れている目には見えないものが、私にはとても虚無的で分断されたものに感じられた。
音楽は、時間と空間の芸術であると思う。
その場に与えられた静寂な時間と空間に、
なにを描こうとも、自由な世の中にあって、それは表現者の自由である。
作曲家や各作品に対する解釈はひとぞれぞれに違うものだと思うけれども、
ある一線を越えると、作品そのものの本来的な輝きがなくなってしまう境界のようなものがあるような気がする。
私が個人的にこの日の彼の演奏から感じた虚無感や断絶感は一体どこから来るものなのか、
リサイタルの後もずっと考えてしまった。
それは彼が本来的に抱えていたものなのか、
ある一時から始まったものなのか、
生まれ育ちや境遇、経験からくるものなのか。
はてまて、聴く側の私に原因があるのか。
私は、難解であることを高尚であるとする風潮をひどく嫌うので、
彼の大ファンではありながらも、はっきりと記させていただく。



人は変わる。
なぜなら生きながらにして、細胞は日々生まれ変わるから。
どんな人でも、厳密にいえば昨日の自分と今日の自分は違っている。
しかし、こうも変わってしまうものなのだろうか。
ポゴレリチは、今も昔も、私にとり、
なにかを強烈に深く考えさせられる存在であることにおいては、変わらない。



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プログラム冊子では、彼が今年還暦を迎えることに触れられている。
懐かしい写真もあり、しばし見入ってしまった。


還暦とは東洋的な概念であり、
欧州人の彼には、ない観念であろう。

以下は冊子に掲載されている彼の言葉。

「ヨーロッパでは、還暦とは異なる視点から、人間の一生をとらえます。一般的に、20歳から40歳までは人間が発達していく時期、
40歳から60歳までは成熟を重ねていく時期、そして60歳から80歳までは賢明さを手にし始める時期とみなされているのです。ちなみに
80歳を過ぎると、人は深い哲学的境地を開き、人生を達観します。」


また、今回のプログラムについては、

「プログラムの序奏として置いたモーツアルトのアダージョはリストのピアノ・ソナタロ短調と結ばれています。
なぜなら両曲とも、極めて私的な調性であるロ短調で書かれているからです。
アダージョにはリストとシューマンの2作品が具えている独創性とファンタジーをいっそう際立たせる効果を期待してもいます。
何より、リストとシューマンはピアノ・ソナタと交響的練習曲op.13によってピアニズムの世界に大きく貢献しました。
その内省的で内に秘めた音楽は、私たちの心を絶えず揺さぶります。」



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この日奏でられたリストとシューマンの作品は、
個人的にも大好きな曲。
そして若かりし頃の彼のCDにも収められているから、
帰宅してから、独りで何度も聴いた。



ちょっと厳しい言葉を書き連ねてしまったけれど、
愛する存在であることに変わりはない。
60歳おめでとう。そしてありがとう。









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# by mahoroba-diary | 2018-12-10 10:08 | 音楽 | Comments(4)

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